滋賀県家庭版ESCO推進事業

家庭部門から排出されるCO2は年々、増加傾向にありますが、その排出量の削減については、個人の自主性による環境配慮行動の普及によるところが多いのが現状です。

そういった中、普段の生活の中で省エネルギーを心がける自主的な環境配慮の取組を普及させることと併せて、家庭から排出されるCO2の多くを占める冷暖房や給湯機器等のエネルギー消費機器の利用について、これらを高効率機器へ転換することが、CO2排出量を削減するための有効な対策となり得ると考えられるため、関係主体が協働により滋賀県家庭版ESCO推進事業に取り組んでいます。

「ESCO(Energy Service Company)」とは、「省エネルギーで実現する光熱水費といった経費節減分で省エネルギー投資を賄う」という、産業部門を中心に導入されているビジネススキームですが、このESCOの考え方を家庭部門に応用して、家庭においてよりエネルギー効率の高い家電製品への買換を促進し、家庭からのCO2排出量の削減につなげようとする取組です。

≪事業の3つの特徴≫
簡単に省エネのアドバイスがもらえます。
  「省エネ・エコアドバイザー」が、ご家庭の電気代を減らすアイデアを、その場で提案します。

環境省のエコ・アクション・ポイント制度を導入しました。
  チェックシート記入やアドバイス実施で、最寄りの電器店(いわゆる「まちの電気屋さん」)で使えるポイント(滋賀版エコ・アクション・ポイント)が入手できます。

ESCOローンが使えます。
  高額のお買い換えには、お得なESCOローンが利用できます。(びわこ銀行)

滋賀県家庭版ESCO推進事業


事業名称

「平成20年度 滋賀県家庭版ESCO推進事業」
 (エコポイントの活用による家庭版ESCO事業)

事業概要

本年度の滋賀県家庭版ESCO推進事業は、環境省「エコポイントモデル事業」の委託をうけ実施する。事業概要は、省エネ家電への買い替えを期待する世帯に対し、省エネ家電に関する「自己チェック(アンケート形式)」、「アドバイス」、「買い替え」の3つのステップを提供し、ステップごとにエコポイントによる経済的インセンティブを上乗せする方式を試行する。事業の実施を通じて、エコポイント方式の「ビジネスモデル検証」と「買い替え促進」を進めるものである。

事業の狙い

省エネ・エコアドバイザーがご家庭でアドバイスし、「省エネ」を進めることです。
○ 省エネライフの薦め:日々の生活の“もったいない”をお伝えします。
○ 家電の使い方の薦め:効率よく、電気代もお得な家電の使い方をお伝えします。
○ 家電の選び方の薦め:長期的には得になる省エネ家電の選びかたをお伝えします。

事業推進主体

滋賀県家庭版ESCO推進委員会
 ・ 滋賀県電器商業組合
 ・ 株式会社びわこ銀行
 ・ 滋賀県
 ・ 滋賀県地球温暖化防止活動推進センター
 ・ 特定非営利活動法人カーボンシンク
上記による「滋賀県家庭版ESCO推進委員会」を構成し、事業主体とする。

委員会事務局

特定非営利活動法人カーボンシンク 
〒520-0025 滋賀県大津市皇子が丘3丁目1番6-803
電話・FAX 077-516-8930 (担当:堤、進)

carbon-sink08@fol.hi-ho.ne.jp